本研究室の研究成果がAllergiesに掲載されました!

図a,b 耳のはれ方の変化 アレルギー反応を引き起こす物質(DNFB)を塗布した後、時間とともにマウスの耳がどれくらい腫れるかを測定しました。高塩食(HSD)を与えたマウスは腫れが著しく大きく、一方で、その食事をやめて通常食(ND)に戻したマウス(HSD→ND)では腫れが抑えられました。
図c,d 耳の組織を顕微鏡で観察 アレルギー反応後の耳の皮膚組織を染色し、顕微鏡で撮影しました。HSD群では皮膚が厚くなり、炎症細胞(紫色の小さな点)が多数集まっているのが見られます。食事を通常食に戻した(HSD→ND)群では、これらの変化が和らいでいることが分かります。

研究室の研究成果が、Allergies誌に掲載されました!

私たちが毎日口にする食べ物は、体のさまざまな機能に影響を与えています。近年、食事の内容が免疫やアレルギー反応とも深く関わっていることが明らかになってきました。本研究室ではこれまで、ショ糖(砂糖)を過剰に摂取するとアレルギー性皮膚炎の症状が悪化することを見出しています。今回新たに、食塩の過剰摂取もアレルギー性皮膚炎の症状を悪化させる可能性があることが分かりました。これらの研究成果は、何を・どれだけ食べるかという「栄養状態」が、アレルギー症状の強さに影響しうることを示しています。やはり、バランスのとれた食事を心がけることが大切だと言えます。一方で、今回の研究では食塩(ナトリウム)がどのようなしくみでアレルギー性皮膚炎を悪化させるのか、そのメカニズムまでは解明できていません。引き続き研究を進め、そのしくみを明らかにしていきます。

著者: Y. Yoshimura#, A. Fujii *corresponding author
論文タイトル: High Dietary Salt Exposure During Sensitization Is Associated with Increased Severity of Allergic Contact Dermatitis in Mice
DOI:10.3390/allergies6020013
本研究は、JSPS科研費22K11738, 25K14927の助成を受けたものです。

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吉村征浩
吉村征浩